オフィスにバーカウンターを設置するメリットと活用法

オフィスにバーカウンターを設置する企業が近年増えています。その理由は、単なる休憩スペースとしてではなく、従業員同士の自然なコミュニケーションを促進する場として機能するからです。デスクワーク中心の環境では、部署を越えた交流の機会が少なくなりがちですが、カジュアルな雰囲気の中で雑談や相談ができる場所があることで、社内の風通しが良くなります。

オフィスにバーカウンターを設置する理由

オフィスにバーカウンターを設ける最大の目的は、従業員同士のコミュニケーションを活性化することにあります。仕事中の堅苦しい会議室では出にくいアイデアも、リラックスした空間であれば自然と意見交換がしやすくなり、創造的な発想が生まれやすくなります。さらに、休憩や昼食時にちょっとした息抜きができるリフレッシュスペースとしても機能し、集中力の回復やメンタル面の安定に寄与します。また、社内イベントや懇親会の場として活用できるため、オフィス全体がより明るく一体感のある雰囲気になります。

バーカウンターのデザインのポイント

オフィスの雰囲気にマッチしたデザインと機能性を両立させることが、バーカウンター設計の重要なポイントです。スペースの広さや利用目的に応じて最適なレイアウトを検討し、快適で使いやすい空間を整えることで、従業員が自然と集まりたくなる場所になります。

• オフィスの雰囲気に合わせたデザイン：既存の家具や照明と調和させることで、違和感のない自然な空間づくりができます。
• コンパクトなカウンターから大きなスペースまで：小規模オフィスであれば、壁際にカウンターを設けるだけでも十分な機能を果たします。一方、広いオフィスでは立ち飲み形式の大きなカウンターテーブルを配置し、複数人が同時に利用できる形にすることで、より活発なコミュニケーションを促せます。
• 椅子の選び方や高さの工夫：カウンターの高さに合ったスツールやハイチェアを選ぶことで、座り心地が格段に良くなります。また、立ち作業と座り作業を切り替えられる可動式のデザインも人気です。
• 照明や収納設備の設置で機能性アップ：温かみのある間接照明を取り入れると、落ち着いた雰囲気を演出できます。実用性とデザイン性を両立させることが、長く愛される空間づくりの鍵となります。

実際の導入事例と費用感

新事務所にバーカウンター空間を

画像引用元：CAN‘ENTERPRISES,INC.：(https://www.can-net.co.jp/works/10397)

画像引用元：CAN‘ENTERPRISES,INC.：(https://www.can-net.co.jp/works/10397)

株式会社マルチワークスの新事務所にバーカウンターを設置した事例です。馬踏み目地の目地パターン・MT-MEJIグレーをフルジョイントで仕上げ、おしゃれなバーカウンターを仕立てています。お酒のビンなども装飾できる棚も設けており、リラックス空間を演出しています。

遊び心あるバー空間

画像引用元：TRUST：(https://ideal-office.jp/works/436)

画像引用元：TRUST：(https://ideal-office.jp/works/436)

画像引用元：TRUST：(https://ideal-office.jp/works/436)

スタッフや来客がリラックス・リフレッシュできる空間として設けられたバーカウンターです。落ち着いた配色で仕立てることにより、「仕事終わりに一杯飲もうよ」というコミュニケーションが生まれそうです。ダーツや漫画の趣味・映画鑑賞などさまざまな時間の過ごし方ができるスペースになっています。

バーカウンターで生まれる新しい働き方

オフィスにバーカウンターを設置することは、単なる空間演出ではなく、働く人の意識や行動に変化をもたらす取り組みです。従業員同士が自然と交流し、部署の垣根を越えてコミュニケーションが生まれることで、チームワークやアイデアの質が向上します。また、休憩中に気軽に立ち寄れる場所があることで、仕事のオン・オフを切り替えやすくなり、リフレッシュ効果も高まります。企業にとっては、モチベーションの向上や離職率の低下など、長期的な組織改善にもつながる投資といえるでしょう。